Maison AIアップデートまとめ|Maison AIのAIエージェントチームとは?アップデート内容と活用方法を解説

2026.09.16
SIMLESソリューション
  • Maison AI
Maison AIのAIエージェントチームとは?アップデート内容と活用方法を解説

「AIから回答は得られるものの、その後の整理や確認は、結局人が行っている」
このように感じている方も多いのではないでしょうか。
生成AIを使うと、文章作成や情報整理などの作業を効率化できます。一方で、複数の工程を進める場合は、作業ごとに指示を出し、結果を確認する必要があります。
こうした課題に対応する考え方として注目されているのが、AIエージェントです。
本記事では、AIエージェントと生成AIの違い、2026年7月1日のアップデート内容、3種類のエージェント、活用方法を解説します。

AIエージェントとは?一般的な生成AIとの違い

AIエージェントとは、目的を達成するために必要な作業を整理し、一定の役割に沿って実行するAIのことです。
これに対して一般的な生成AIは、ユーザーの指示に応じて、文章の作成、要約、アイデア出しなどを支援する技術です。
複数の作業を進める場合は、ユーザーが作業ごとに指示を出し、回答を確認しながら次の工程へ進む、という使い方をするのが一般的です。
ただし、「AIエージェント」と「生成AI」は完全に別の技術というわけではありません。生成AIを基盤として、目的に応じた役割や手順、参照情報などを設定したものがAIエージェントとして使われる場合があります。
Maison AIでは、このAIエージェントを複数組み合わせて動かす「AIエージェントチーム」機能があります。

Maison AIのAIエージェントチーム

複数のAIエージェントがチームで仕事を進める機能

Maison AIのAIエージェントチームは、ユーザーが定義した「リーダー」が、複数のAIエージェントに指示を出し、情報収集、分析、作成、レビューなどをチームとして進める機能です。リーダーは作業の順番や役割分担を管理し、各エージェントの出力をまとめます。

イメージとしては、複数の担当者をまとめるプロジェクトマネージャーをAIで設定するような機能です。単に質問に回答するチャットボットではなく、目的に応じてリーダーや各AIエージェントの役割、作業の進め方を設計する点に特徴があります。
たとえば、企画書の作成では、情報収集、内容の分析、文章作成、論点の抽出、レビュー案の作成といった役割を分担できます。一つのAIにすべてを依頼するのではなく、作業内容や視点に応じて役割を組み合わせられます。

どのエージェントに何を依頼し、最終成果物を誰がまとめるのかをあらかじめ決めることで、業務に合った進め方を設計できます。

アップデートで何が変わったのか

2026年7月1日のアップデートでは、旧「AIオーケストレーター」の名称が「AIエージェントチーム」に変更され、PNGやJPEGなどの画像ファイルにも対応しました。
公式ガイドでは、名称変更に伴う基本的な機能や仕組みの変更はないと説明されています。アップデート前に作成した旧「AIオーケストレーター」も、設定を変更せずに引き続き利用できます。

画像ファイルのアップロードに対応

画像ファイルを扱えるようになったことで、企画書に添付する画像や商品・売場に関する資料などをチームに共有できます。

たとえば、画像を含む企画資料をもとに内容を検討する場面で活用できます。ただし、画像の内容を活用して生成された回答であっても、最終的には担当者による出力内容の正確性や妥当性の確認が欠かせません。

チームで使える3種類のエージェント

AIエージェントチームでは、役割の異なる3種類のエージェントを組み合わせて利用できます。すぐに使える職種を選ぶのか、自社向けに設定するのか、特定の人物の視点を取り入れるのかによって、チームの構成が変わります。

種類 主な役割 向いている用途
AIエージェントPRO あらかじめ設定された職種を使う 情報整理、文章作成、翻訳など
カスタムエージェント 自社のルールや業務に合わせて設定する ブランド表現、独自フォーマット、社内業務
AIクローン 特定の人物・立場の視点を取り入れる レビュー、壁打ち、会議前の論点整理

 

たとえば、AIエージェントPROで情報を整理し、カスタムエージェントでブランド表現を確認し、AIクローンを使って経営層や現場責任者の視点からレビューする、といった組み合わせが考えられます。

AIエージェントPRO:既存の職種を組み込む

AIエージェントPROは、Maison AIにあらかじめ設定されている職種のエージェントです。人事、広報、翻訳など、100種類以上の職種が用意されています。

細かな設定を行わなくても、目的に近い職種を選んでチームに組み込める点が特徴です。一般的な調査や文章作成、翻訳など、汎用的な業務を任せたいときに向いています。

まずはAIエージェントPROで基本的な役割を揃え、必要に応じてカスタムエージェントやAIクローンを追加するという使い方もできます。

カスタムエージェント:自社独自の役割を設定する

カスタムエージェントは、 自社の業務やブランドに合わせて設定するタイプです。
ブランドトーン、決まったフォーマット、社内の業務ルールなどを反映したエージェントを作成できます。

たとえば、自社ブログ専用のライターや、ブランド表現を確認するディレクターなど、一般的な職種だけでは表現しにくい役割を設定できます。毎回プロンプトに同じ条件を入力するのではなく、あらかじめ担ってほしい役割やルールを設定しておくことで、業務に合わせたチームを作りやすくなります。

AIクローン:特定の個人の視点を取り入れる

AIクローンは、特定の人物が持つ知識や判断の観点、文章表現などを設定し、その視点をレビューや壁打ちに活用するためのエージェントです。

たとえば、企画に対して「法務担当ならどの点を確認するか」「現場責任者ならどのような懸念を持つか」といった視点を取り入れられます。特定の個人と完全に同じ判断をするものではありませんが、その人の考え方や知識を反映した役割として設定することで、判断やレビュー、壁打ちに活用することができます。

作業を実行する担当というよりも、内容を確認したり、別の角度から意見を出したりする役割に向いています。

3種類のエージェントを使い分ける

3種類のエージェントは、どれか一つだけを使う必要はありません。

情報整理はAIエージェントPRO、会社独自の表現やルールに関する確認項目の整理はカスタムエージェント、特定の人物の視点を取り入れた論点抽出やレビュー案の作成はAIクローンというように、役割を分担できます。最終的な内容確認と判断は、担当者が行います。

たとえば、新商品の企画案を作る場合、AIエージェントPROに情報整理を任せ、カスタムエージェントでブランド方針との整合性を確認します。

さらにAIクローンを使い、経営層や現場責任者の視点から確認すべき論点を整理します。
このように役割を分担すると、一つの視点だけでなく、複数の観点から企画案を検討しやすくなります。

小売・アパレル業務での活用を考える

小売・アパレル業務では、商品情報の整理、企画案の検討、ブランドトーンに合わせた文章作成、社内向け資料のレビューなど、複数の工程を含む業務があります。

たとえば、春夏シーズンの新商品企画を検討する場合、商品情報や過去の販売データの整理はAIエージェントPROに、企画案の作成は担当エージェントに、ブランド表現の確認はカスタムエージェントに、現場や管理職の視点からのレビューはAIクローンに任せる構成が考えられます。工程の最後にリーダーが各担当の内容を企画書としてまとめ、最終的には担当者が商品情報や表現を確認します。

重要なのは、業務全体をAIエージェントチームにそのまま任せるのではなく、作業内容と判断の観点を分けて設定することです。Maison AIでは、自社のルールやブランドに合わせてエージェントを組み合わせられるため、業務に応じたチーム設計を検討できます。

AIエージェントチームを使い始める前に確認したいこと

まず、AIエージェントチームに任せたい業務の目的を決め、次に必要な作業を情報収集、分析、作成、レビューなどに分解し、それぞれの役割をどのエージェントに任せるかを考えます。

最終成果物をリーダーがまとめるのか、専門家に引き継ぐのか、複数のエージェントに異なる観点から検討させるのかも事前に決めておくと、設定しやすくなります。

また、AIの出力をそのまま採用せず、人が確認する工程も設けてください。利用できるファイル形式や容量、エージェント数などの提供条件は変更される可能性があるため、利用開始前に最新情報を確認することも大切です。

まとめ|AIエージェントを「チーム」として設計する

Maison AIのAIエージェントチームは、リーダーが複数のAIエージェントに指示を出し、業務をチームとして進める機能です。旧「AIオーケストレーター」から名称が変更され、2026年7月1日のアップデートでは画像ファイルのアップロードにも対応しました。

AIエージェントPRO、カスタムエージェント、AIクローンを使い分ければ、汎用的な作業、自社の業務、特定の視点によるレビューを一つのチームに組み込めます。

大切なのは、AIにすべてを任せることではありません。
誰に、何を、どの順番で依頼し、最後に誰が確認するのかを設計することです。自社の業務に合わせて役割を整理することで、AIエージェントチームをより具体的に活用しやすくなります。

AIエージェントチームを自社の業務でどのように活用できるかは、業務内容や運用体制によって異なります。

「どの業務から始めればよいかわからない」「自社のブランドルールを反映できるか確認したい」「複数のエージェントをどのように組み合わせればよいか相談したい」という方は、Maison AIについてお問い合わせください。
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