- ZAIKO control
機動的な在庫の店舗集約でシューズブランドの課題であるサイズ欠けを極小化して機会ロス削減
神戸レザークロス株式会社(KOBE LEATHER CLOTH CO., LTD)
與國さん(店舗統括チーム DB)
課題
- シューズで課題のサイズのバラツキを防ぐための店舗集約に労力がかかる
- 直近の売上動向に合わせた追加補充がやりきれず機会ロスが発生
- 各種分析・判断に、複数の帳票・システムを見る必要があり非効率
導入効果
- 輸送費含めた最適な在庫集約が自動化でき、業務精度と効率が大幅に改善
- 直近の売上動向に合わせた精度の高い追加補充を自動化でき機会ロスが低減
- 必要なデータがシステムで一元化され、機動的な分析・判断が可能に
輸送費含めた最適な在庫の店舗集約の自動化でサイズのバラツキをなくし早期に売り切る精度が向上
在庫の配分においてサイズ展開が多いシューズ特有の課題などはございますか?
シューズの課題として、サイズが欠けると接客やお客様の購入判断が難しくなり、売れにくくなるということがあります。
そのため、倉庫から追加補充できる在庫がなくなった際に、各店舗にバラついているサイズ在庫を集約する店舗間の移動の業務が重要になっています。
以前はどのような方法で「店間移動」を行っていたのですか?
以前のシステムは「店舗間移動」の機能がなかったため、売上と在庫データを見ながらエクセルで店舗に移動を依頼するデータを作成し、店舗に連絡していました。
積載効率や輸送費を踏まえて、どの店舗からどの店舗に移動させるのが、最も効率がいいか?の組み合わせ試算するのに、かなりの労力がかかっていましたし、十分やりきれていなかったと思います。
SIMLES(シムレス)在庫コントロールを導入して「店舗間移動」の作業は楽になりましたか?
SIMLES(シムレス)在庫コントロールでは、輸送費を含む最適な移動パターンが自動算出されるので、店間移動の判断材料ができとても助かっています。
また、利益が出るように計算された推奨値が出るため、サイズが欠けた商品に対してサイズが揃うように売上規模の大きい強化店舗に集約をしやすくなりました。
そのため機会ロスが削減され、商品を最後まで高い掛け率で売り切っていくことが可能になりました。
直近の売上動向に応じた「追加補充」の自動化で機会ロスを削減
自動化した「追加補充」ですが、以前のシステムから変化したことはございますか?
以前使っていたシステムは、1点売れたら1点追加するといった、維持すべき在庫数を固定する簡易なものでしたが、SIMLES(シムレス)では、店舗毎・商品毎の直近の売上状況に応じた追加補充が自動化できるので、売れる商品を売れる店舗により多く投入出来るようになったことが大きな変化です。
また、データが一元化された事で、店舗毎に何週分の在庫を持っているかといった情報や、今後の在庫の投入予定も同時に把握できるようになりました。
倉庫の在庫はオンラインストアの受注とも連動しているため、オンラインストアの受注も加味した倉庫の在庫数が把握できるようになったのも大きな変化ですね。このように全体が見えるようになったことで、様々な判断が機動的に実施できるようになったと思います。
直近の売上動向に応じた「追加補充」で、過剰に在庫が配分されたりなどの困ったことはありませんでしたか?
このシステムは、試算のベースとなる売上期間を変更できたり、補充数の上限値も設定できたりすることで、過剰な投入にならないようコントロールできるので、保管スペースをとる靴の場合でも、店舗のストックに入らないなどの過剰な補充がされることはなく、機会ロスが軽減されている効果が高いと感じます。
「マークダウン推奨機能」で、早期で高い掛率での換金が可能に
「マークダウン推奨」機能を使われて、精度や作業効率などいかがですか?
マークダウンについてはMD(マーチャンダイザー)が判断しています。SIMLES(シムレス)では売上動向、在庫状況、残販売期間から全商品を分析して、マークダウンすべき商品とオフ率を自動で算出してくれます。そのため、MD(マーチャンダイザー)の業務としても判断材料が1つの画面で確認できるため、業務精度向上と作業時間短縮にも繋がっていると思います。
また、店舗へのマークダウンの依頼をする際も、各店舗が保有する商品毎にリストが自動生成されるため、店頭でのマークダウンの作業効率の改善にも繋がっています。
SIMLES(シムレス)についてさらに詳しく知りたい方は、詳細資料がダウンロード出来ます。